原作：森村誠一 脚本：橋本綾 監督：池広一夫 制作：東映 撮影：2020年10月
牛尾正直 … 片岡鶴太郎 伊庭悌二 … 尾美としのり 伊庭頼子 … 七瀬なつみ 伊庭崇彦 … 堀井新太 伊庭晴美 … 山谷花純
大上刑事 … 東根作寿英 山路刑事 … 徳井優 坂本課長 … 秋野太作 市野清明 … 国広富之 牛尾澄枝 … 岡江久美子（回想） ほかほかのみなさん
赤座美代子 大里典子 … 星ようこ 清水よし子 荒井眞理子 氏家恵 倉沢学 10歳の崇彦 … 生駒 星汰 重徳宏 マロン陵
西谷刑事 … 石原和海 海野鑑識官 … 小野寺丈
伊庭さん可哀想過ぎる。奥さんと市野に騙されてホント可哀想だった。
崇彦さんの母は頼子さん、父は伊庭さんでなく市野商会の市野社長だった。事件当夜はやっぱり二人は会ってた。
あの日崇彦さんが市野社長から小遣い代わりにと750万円を貰ってたけどそれを返還したみたい。そして元々は育ての親と生みの親どっちが良いかと思って誘われた時に生みの親に関心があった。ただ一緒に仕事をしていく内に市野の正体に気付いてお別れを告げたと。市野は多分2年前にバイク事故で亡くしたもう一人の息子の代わりに血を分けた崇彦さんを後継者にしようとしてたんじゃないかと。伊庭が犯人と決めつける市野だけど、21年前から完璧な復讐を既にやり遂げていた。要するに自分を貶めていた男に復讐するために育ての親と生みの親の差って事だよな。
伊庭は八王子へ行きケーキを買っていた。アリバイを偽証したのは誰かを庇ってたか。妹がケーキを持ってなかったのは何故か。
面白いもの、それは崇彦と市野の鑑定書。DNAの証明書だな。気付いてる人、多分妹晴美さんだな。離婚した事を受けてこの父娘が辛そう。牛尾刑事からは伊庭が自殺しそうって言われてるもんね。
兄が妹のために買ったと思い込んだ晴美さんが隠したケーキ。そのケーキは父俤二のものだった。殺された兄の事を知った晴美さんは嘘のアリバイ証言までして父俤二と共犯関係になろうとしたみたいね。
たまたま会社のイベントで社員たちが隠れて話してたのを聞いて更に自分の子供と市野の子供が瓜二つだったのでDNA鑑定を念のためにしたら市野の子供だと分かった。
伊庭俤二が行った復讐は市野の息子である崇彦さんを立派に育て上げる事だった。
勉強や運動を強要して中学に上がってからは口も利いてくれなくなったものの妹晴美さんがいたから真っ当でいられたみたい。
大学後は良好な関係になれたみたいで建築に関心があったからみたい。
市野の息子清和は三流大学出で金に汚い男だと父市野清明から聞いてこの時復讐は完遂されたと嬉しがったが、事件前の6月に市野商会に入社するという話を嬉しそうに話す父親から聞いて焦ったよな。崇彦さんはある日物凄い好待遇で市野商会に迎えられた事を知って愕然。
更にDNA鑑定書の原本を崇彦さんが持ってたそうで。
厳しく育てた事が仇になって怖くなったんだな。
晴美さんにとっての兄は別人でしかも母親の醜聞まで明らかになるのがバレたくないもんな。
鑑定書の事で頭がいっぱいになって階段で揉み合いになって転倒、その時はふらっと立ち上がって他所に歩いて行ってたみたいだけど多分この時点で死んでたんだろうな。前にコナンでもやってたな、死んでたけどって奴。
しかし、面白いもの、の方は嘘らしい。
鑑定書には続きがあるのか。もう一枚あった。やっぱり晴美さんもまた実子じゃなかったか。
産んだ母親、本物のクズやんけ。産んだ時に市野の子供だって気付かんかったとかねえわ。不倫してたんだろ、この頃も。市野も市野で人間のクズだわ。まあ今回の伊庭の逮捕によってこの人間のクズ二人の醜聞が明らかになって終わるわマジで。
祖母の元で燃やしてたのは鑑定書2枚だった。
本当に見せたかったのは7.5センチの倖せのケーキ。
血とDNAが関係ない事を理解した崇彦さんは生前その事に行きあたって市野に三下り半を突き付けてたみたいね。
思い出や記憶を共有してたあの家、あの父親が良かったらしい。家を建ててやる約束をしてるから息子として果たしてやろうとしてたみたい。
二人ともすれ違って結局残念だったね。いやーいい役者だな、皆。
お父さん不憫だな。息子の初恋から苦手なものまで全部知ってて市野はそれ一切知らんかったからな。
結局DNAよりも記憶や思い出なんだよな。
晴美さんは知らんままなんかな。
で牛尾刑事の方は半年前に奥さん亡くした事にしたのか。いや岡江久美子さん亡くなったからなあ。結局死因はコロナだったけどコロナになった原因は今も不明なんだよな。志村けんは煙草の吸い過ぎで肺がアカンかったから分かるけど岡江さんって煙草やってたかな？って。
