mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

朝井リョウ『スター』 雑感 色んな既視感が蘇ってくる、邂逅っていうのかな?そんな作品だった。

ページ数多くて驚いた。400ページ近くあるよね。
今年の5月末くらいまで朝日新聞で連載してた奴を加筆修正したらしい。
映画監督を目指す主人公が二人いてそれぞれが大人の世界に足を踏み込んで挫折を味わいながら昔を思い出して前に進んでいこうという有体に言えばそんな話かなと。
特にYouTubeをプラットフォームにした紘と映画館をプラットフォームにした尚吾の二人を対比した感じで物語が進んでいく。
どちらも有名なインフルエンサーによってバズられて一瞬だけ時の人になるっていうもので以前ユーチューバーになる小説を読んだのを思い出してああこういう事かと腑に落ちた。
どちらも消費されるものへの反発みたいなものがあったけど、結局それを受け入れて行かないと前に進めないっていう。
それにしても株式会社MOVEの社長さんってよく見てるよね。最初ちょっと反社っぽいヤバい感じの人なのかなと想像してたけどちゃんと見てたんだね。そこがプロなんだなと。
そこが印象的だったね。多分何者とか何様とかより読みやすいんじゃないかな。ページ数の関係で約5~6時間程度かな。けど一気に読めるね、この作品は。面白かった。
しかしアレだね、リアルを投影してるのや2019年頃から連載してたのもあってまさかその翌年にコロナ禍で東京五輪の開催が危ぶまれてるなんてそんな嘘のような本当の話を去年時点で気付けるのは無理だと思う。正に去年の大河ドラマいだてんを見て、さぁ!今年は東京五輪だぞ!と思ってたら延期に次ぐ延期という。いや分からないものだね、人生だからね。