物語の主役の一人だったアシェラッドは母親の名誉を汚された事とクヌートを助けるために軍部が見守る中でスヴェン王を惨殺して半狂乱に陥った振りをして本来はトルケルに討って貰うつもりだったんだろうが発破をかけられたクヌート自らが刺して王殺しのアシェラッドを群集が見守る中で弑した事から大義名分を得てスヴェンの後継者宣言まで持っていったのはクヌートとアシェラッドの二人の役者だからこそ成せた業だったけど、トルケルの言うように表裏比興の天才参謀アシェラッドをここで失うには早すぎた感はある。
生きる意味を目の前で失ったトルフィンはアシェラッド亡き後どうするんだろうね。まあアレだ、続編があればその話があるだろうて。しかしアシェラッド心臓刺されてから何十分位生き永らえてたんだか。はよ死ねとは言わんけど人を刺したのは初めてか?との問いをしてたから多分素人的な痛みを伴う死に方で、かつてピョルンを介錯した時同じような状況だったのかな。まあアシェラッドにはもはや友と呼べる人はいなくて孤独だったし最後は良い死に様であったな。87点。トルフィンの心情が非常にウザかった。まあ気持ちは分からんでもないけどアシェラッドはここで終わって良いようなタマじゃなかったのにトールズ殺害最大の加害者であるフローキは存命で実行犯のアシェラッドだけ死ぬのはな。心残りが多くて不完全燃焼というか未消化の飯が腹の中にまだ収まってる状態というか、とにかく2期いるよな。