何かと忘れられがちな性的少数派としては紀元前からずっと美人とブスは差別化されてきた。
時の王様、女王様、その子息子女は常に美形である事が尊ばれてきた。逆にブスを嫁にすると良くない事が起こる、その兆候があったとする記述のある史書も見られる。例えば僕が好きな三国志では司馬炎の息子の嫁だとか、楚漢戦争では劉邦の嫁だとか。
つまりゲイやレズビアンよりもずっと以前から性差別を受けて来た対象だった。
ブスと結婚したというだけで(法的にでなく倫理的道義的に)罪になる、そういう風習が昔からあった事は否めない。
例えば、国民的漫画にして国民的アニメであるドラえもんの1話でのび太の子孫であるセワシ君が
のび太のジャイ子で結婚したせいで人生むちゃくちゃだというくだりがあったが今の価値観とそう大差ない。
何故なのか現在でもブスないしブサイクに対して性的に問題視されてるし物凄い偏見を持たれてる。
多分ゲイとかレズビアン以上に差別の対象になっている。
今現在放送してるアニメでヒロインというとブスは完全に排除されているし、これはドラマ、映画を見渡しても言える。
ブスを題材にした媒体であるならブスが主役なので当然登場するが、恐らくLGBTの流れを見て来て映画で人種差別はいけないという事になって、スターウォーズでは黒人やアジア人も出演する等大きく話題になったが、彼らはお世辞にもブスではない。ブスは今以て世界で排除されるべき忌むべき存在であるのだ。それはゲイやレズビアン、障がい者とか有色人種への差別意識を超越するものだ。何せ彼らの中に美男美女がいれば美談になるのだ。しかし、ブスには人権が存在していないのである。
もしブス(ugly)を加えるならLGBTUとでもするべきか。いわゆるデブス(fugly )も対象として考慮すべきかもしれない。