チセが大樹のお爺さんネヴィンに諭されて自分に勇気を持とうとする話。この話はすごいゆっくりなのに時間だけがただ過ぎ去っていく、その描写が愛おしく、そして儚い。限りある生命だからこそ哀しみもそして楽しみもあるんだろう。その意味では途方もなく永久に近い生命のエリアスは本当に孤独だったんだろうけど、そこへチセが来て、ルツやシルキーもいて、妖精たちもいて厳かで静かだった空気がより暖かいものになったのは良かったなと。
それにしてもチセを産まなきゃ~の母とのくだり、どうも誤解が生じてる気がしてならないな。日本では両親共に仲の良い家族で近々妹か弟が誕生する予定だったと見えるが、ここからどうしてスレイベガなんかになってしまったのか。これは次回つまり後半部に入ってから明らかになっていくんだろう。
ところで今期ナンバーワンだったOPED共に次回から変わっちゃうのよね。これだけ本作の雰囲気を体現した名曲がよりによって明るくポップな人達に代わるなんて想像できない。とは言いつつもかつてのリトルウィッチアカデミアの様に慣れ親しんでいくのかも知れないな。