mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

何故、幼女戦記はクソなのかという考察。

※タイトル変えました。


アニメオリジナル展開。安易にやるべきではないんだよなあ。
というのも今やってる青エクの不浄王編を見てて思ったんだが、
あれは原作に物凄く忠実との事。
だから面白いんだけど、前作が15話をメドに、というのは語弊あるけどというのもその数話もアニオリだったそうで、16話以降がほぼアニオリで、
何か急に面白くなくなったんだよね。


DTBやズヴィズダーの岡村天斎をしてもクソアニメになったのだから相当だと思うが、新キャラ出して面白くなくなったというか。
原作に雰囲気を明らかに損なった作りだったから原作信者からもう大激怒だったらしいし、
僕も一挙放送で見たけど、明らかに原作回とアニオリ回で空気が違ってた。
つまり不浄王編を見れば明らかなんだけど、勝呂や出雲ちゃんがお前そんな奴ちゃうやろって位キャラ改変されてて、


更に言えば、純粋につまらんかったし、気が付けば京都編で刀鍛冶を懇意にするみたいな、そして奥村兄弟の出生の話になって、
原作でも登場してないキャラクターの先だしというか、なんていうの?先に出してしまったせいで原作では違う方向に舵取りしなくてはいけなくなった可能性もあるからね。ハガレン一期みたいにね。


ハガレン1期はロゼ?って褐色の子のレイプ以外は基本的に評価されてた方だから、それを除けば、後に二期というか、リメイクした奴が放送されたけど、あっちに比べると一期は出来は良いけど、思ったよりそうでもないなというのは、原作の雰囲気に合ってなかったからなんだろう。
ハガレン二期で良かったのはウィンリイと結婚する宣言の所位だったけどね。
話は戻るけど、青エクは原作の雰囲気に合ってない展開をしてしまったがために駄作になった。
まあ、自由にやり過ぎたんだよな。夢喰いメリーの監督みたいにね。
その意味では幼女戦記のアニオリ展開は、まあ僕個人としては悪くなかったけども、キャラクター使い捨ての世界観でどんどん使って行かなければならない所を旧キャラを復活させるルートはちょっとないかなと思った。
だってそれ以上膨らませる事が困難だから。
安易にやるべきではなかったと思う。


というか、幼女戦記全体に言えるけど、マンネリ化しつつあった戦闘カットだったから、今回みたく市街戦は全然普段の空気と違ってて良かったけども、ターニャちゃんがちょっと雰囲気がガラッと変わった感じなのがね。
あの元のおっさんが物凄く合理主義者というか、効率化をモットーにする神を信じない冷酷無比な人間やんか。
それなのにちょっと人間味を出したキャラクターになっていたので、ちょっとこれはないかなと思った。
ケレン味がないって奴だね。


普段から考えてもやっぱりおかしかったよね。前回までと明らかに毛色が違ってくる。
となると、前回かな、総集編を挿入した時に、実は作画が万策尽きたのではなくて、脚本シナリオを変更したがために急遽違う方向で舵取りする事になったんじゃないかと思う。
でなければ、今回のアニオリパートはちょっと原作と雰囲気が違ってるから、次回以降の展開次第では大いに批判の対象になる可能性がある。
僕はそれを少し恐れている。


突き詰めて考えると本作は全体的に暗いし、なろう系特有の挫折もなければ俺TUEEEEも少量だから味気のないガムをずっと噛み続けてる感じがある。
もはや拷問に近い所まで立ってきている。
僕が思い描いたのは立身出世から世界を統治するパクスロマーナではないけど、ターニャちゃんが信長の野望していく展開ともう一つは幼女ならではの日常系サブカルの延長上のミリタリを想像していたのだけど、実際はミリタリも幼女要素も序盤だけで、後はずっと帝国軍人として容赦のない殺戮をただ淡々とこなしてるだけのように思う。
幼女戦記は漫画版を見たら分かると思うけど、殺伐とした中でもどこかコミカルなのよね。
アニメ本編にはそれが後半になればなるほど殆ど全くなくなってくる。
だから冗長に感じる人もちらほら出て来てるのではないかしら。


実際、売り上げ予想は賢明というか露骨というか、ここ数話の幼女戦記の動向を見てもこれという内容ではないと感じる人が多くなってきたようで。
幼女ならではの戦術戦略で以って存在Xと戦っていくという風にはならなかったんだろうか。
というか存在Xの存在そのものが足かせになっている気がしてならない。
存在Xを抹消してもっと俺TUEEEをやるべきだと思う。
今のままじゃ期待が大きい分そのしっぺ返しも大きいから疲れる。


ともかく、アニオリやるんならやるでもっとメリハリ付けて欲しい。
幼女戦記と銘打つ以上は幼女を主体にしたバトル展開や日常要素も付けるべきだと思う。
原作超えるのは絶対に無理だから、超えるつもりでとかじゃなくて、原作に沿う内容であれば問題ないと考える。
僕が見たいのはハガレン一期にあるようなリアルの戦火に巻き込まれた人達を淡々と殺戮するゲームじゃなくて、
身体は幼女、頭はおっさんの幼女軍人が如何にして立身出世を図って行くかという、序盤は特にこの傾向が強くて面白かったんだが、
なろう系特有の勝った後のカタルシスに浸れるアニメを見たかった。
そして、もっと幼女幼女したのが良かったのに殺伐とし過ぎて更にこのマンネリは見るに堪えない。
同じ舞台を用意しながら内容は後半になればなるほど陳腐だったオリジナルアニメ終末のイゼッタみたいなクソにならない事を祈る。


てか今回のEDの人には悪いけど、以前の悠木碧のマジキチEDの方が大いに合ってたよね。
ホント駄目スタッフだな、これは期待できないかもしれん。




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