- ディバインゲート
- 霊剣山 星屑たちの宴
- 迷家-マヨイガ-
- ハイスクール・フリート(はいふり)
- ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園
- DAYS
- 終末のイゼッタ
とりあえずこの中から選ぶ。中国からの刺客「Bloodivores」は中華アニメ乙なので除外とする。
謎ポエムで最後まで謎過ぎたディバゲ、中国からの刺客にして最初から最後までクソ作画プラス出来の悪いクソアニメ霊剣山、終盤がとっ散らかった上にバスエンドの迷家、ネズミウイルスから赤道祭に赤道ワープそしてきわめつきの晴風沈没を演じたはいふり、未来編の後に希望編と銘打って過去編のキャラ達によって解決という超展開を見せたダンガンロンパ3、全てがさすつくで収まったDAYS、そして安定の吉野弘幸脚本で第二次世界大戦を代理戦争する魔女大戦モノをやっつけたイゼッタ。
この中でそのどれもが酷いと言わざるを得ないが、さすつくことDAYSは普通に笑えるので除外、ディバインゲートは不快系と言えるので糞アニメとして除外。イゼッタはいつもの吉野脚本なので除外。霊剣山とダンガンロンパ3とはいふりに絞る。
内容はともかく、大作感のある主題歌を兼ね備えたダンガンとはいふり、そのどちらも甲乙を付け難い。一方霊剣山は夕方アニメ特有の冒険者的なOPからどこかで聞いたようなED、その中で作画を何度も修正した跡が見られており、そこかしこに笑えるクソアニメ感が漂っている為、一歩リード。中華アニメなので全く解説不足感が否めない点については、残念ながらブラヴォに劣る。そこだけは残念。
一方、ダンガン3は過去(絶望編)と未来の両方2クール分を見せつけられた挙句、主人公である苗木誠に託しながら結局絶望編の生徒が全てを持って行った為、一気にギャグアニメと化した点は見逃せない。同様に武蔵艦を助ける為に邁進してたはずの晴風乗組員が全く解決する気の無かったネズミウイルスとの戦いや赤道祭の開催など厭戦ムードを漂わせたまま、10話を過ぎてようやく本編を進行させた体たらくぶりは十分評価されるべきだろう。全く持ってこの、今まで見た時間を返せと言わざるを得ないクソっぷりの内容は、まだ意味不明で笑えるだけの霊剣山の方がマシという評価になった。
故にダンガンとはいふりの2本に絞る。
最も笑えた部分としては、ダンガンは未来編で死んだはずの人気ヒロイン霧切さんが何の事もなく復活した事、ホモボクサーがホモを理由に黒幕を野放しにした事だろうか。はいふりは件の武蔵救出に物凄く時間を掛けた事、それも全く関係のないエピソードを盛り込んだ挙句それを重点的にやっておいて、ようやく武蔵編かと思いきや赤道祭で濁した事だろう。以上の2点はとんでもないクソ要素を残しつつもどちらも最後には超展開で以って解決させた事が注目すべき点である。
勿論主人公が一切合財の活躍を強いられていたにも拘らずその主人公が大して活躍もせず周囲ばかり動いて最後は主人公が活躍したという見せ方、演出残り方は相当に面白いと感じた。
故に今年の笑えるクソアニメはハイスクール・フリート(はいふり)を挙げたい。ダンガン3は最終回である希望編に至る過程は時間の無駄だったと論じる事が出来るが、はいふりは最後まで笑えたという点を考慮した。面白さならまず間違いなくはいふりだろう。ベストクソアニメと呼ぶに相応しい。