mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

うどんの国の金色毛鞠 総評 さりげにうどん宣伝してて笑う。でもうどんブームは事実なのでもっと宣伝するべき。

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金色毛鞠ことたぬきのポコが見せる世界だからちょっとな。
タクシーのドラレコみたいに過去の情報が分かれば後悔しても後で何らかのカタチで実は生前この人はこう考えてたとかが分かって凄く良いんだけどね。でも人間だからその日その日によって違うし、何より費用が莫大だ。
実は父親がこう思ってたなんて事は当時を知る人に聞く以外方法がない。あるいはビデオカメラで生前を録画していればいつでも見直す事が出来る。あるいは生前の写真で当時を思い出す事も出来る。誰かの解説によってその人の違う姿を知る事も出来る。実は子煩悩だったとか自分の財布はかつかつなのに子供の為におこずかいとかどこかに食べに連れてってくれたりとかそういうのは案外死んでからでないと気付かない事が多い。ポコが見せる世界ってつまりそういう事なんだよね。


ところで香川は自分にとって馴染深い所。
僕も実家というか実家の一つが香川にあってよく帰省してたけど、うどんの国にあった景色は懐かしくて改めて好きになったのが多い。しかし香川なのに琴電殆ど活躍しなかったのが残念といえば残念。
そういう感情を抱いてる中で香川の素晴らしさを巧く表現出来てたと思う。
因みに僕もうどんを作った事がある。宗太みたいに拙いけどうどんだなと思えるものが作れた。その時の写真も残ってる。うどんは何気に難しい作業を伴う。香川の人は結構簡単に作るんだけど、コシの入ったうどんを作るには相当数の時間と労力が掛かる訳だ。まあ、最近は日の出製麺所みたく機械で打ってる所も増えてきたけど、田舎の人は今でも自分でやってるから凄い国民性というか県民性があるなと思う。



だからこそ思う。うどん要素はいらんかったやろ。



うどんホントにいらんかった。てっきり親父に倣って手打ち職人になります!って事かと思ったら全然そんな事なかった。



違う、そうじゃない。
単にうどん職人になれって話じゃなくて香川が本当は好きだった事をポコを通じて思い出したから今後は香川で生きて行く、これはいい。そうじゃなくてうどんの国って題しておいて、うどん要素が父親の存在を知る為に思い出的な意味で作るって事なのかよと。うどん屋で父親の想いを知ってうどん屋に転職する宗太の姿を思い描いてたから随分毛色に違う展開に動揺を隠せないんですよね。
この動揺、どうすればいいですか?もうこのアニメはもう・・・駄目だ。泣けてきた。



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まあ、香川が好きって感情はこれからも大切にしていって欲しい。僕も香川が好きだ。