とりあえず完走おめでとう。
ありがとう。
とてつもなくしんどかった。苦しかった。
スバルの冒険が初めからスムーズに行きすぎてたからこいつ本当にひきこもりだったのか疑ったほどに行動的でコミュ障とは無縁だなとか思った。
まあ、中盤の俺のお蔭でエミリアが助かってるって傲慢な台詞回しの後訣別して後悔しまくってる場面があったけど、なるほど突っ走り過ぎてアカン奴だったなと思った。
そこから何度も何度も死に戻りを繰り返してようやく掴んだ機会だったのにそれも外してじゃあどうすりゃいいんだと喚き散らしたら今度は命がけで自分を守り鬼の因果を断ち切ってくれた事に言い尽くせない程の感謝と愛情を持つレムさんが私があなたを愛し続けるからあなたはエミリア様を幸せにしてやってと説得、ちょっと違うけど、スバルをいつも以上にやる気にさせたし、懺悔もしたからか涙の跡が妙に凛々しいスバルがまた生まれた。
そこからは死んでも良い位に頑張って超強敵の松岡君じゃなかったペテルギウスとの対峙では、犬猿の仲だったユリウスとの共闘を演じてみせ撃退、白鯨戦の時に共に戦い合ったミミたちやフェリス、リカードら戦友と剣鬼ヴィル爺の要所の活躍もあって、遂に因縁の大罪司教を撃破。だがこれでは終わらなくて、そこから最後の最後の仕上げをやり漸くハッピーエンドを迎えた。
という所までがスバルの偉大なる冒険の記録だった。
個人的には中盤のやるせない場面、見苦しい場面が後半の強いスバルを生んだとありていだけど、その辺のサクセスが非常に良かったと思ってる。
ただ、ブサイク顔はやり過ぎだったと思う。あと、レムが献身的にスバルを支えてるのにスバルは何でレムも分かってくれないと嘆くカットもやり過ぎだなと思った。ただ、やり過ぎた後の救済をしっかり用意してくれるのも本作の見所だと思う。
といった事から中盤が最低点なので全体的に面白かったのに何故か腑に落ちなかったりしている。二期前提の最終回なのは明白で、レムの件についてはまだ片付いてないのもあるが、スバルは自分やエミリアたんがハッピーならそれでいいのかという締め方も気になった。
要は元々はペテ公についてももっと今以上にカットしまくりだったと思うのに、大人の事情で、じゃあペテ公の話をもっとくだってやってみて、それから二期への構想を作って行こうぜってみたいなのを考えてたりするんじゃないかと思えてきた。
いずれにせよ、リゼロは面白いアニメだったけど、スバルの性格とか態度とかで見切る人も少なからず居ただろうから色々アレだと思うので、名作とまではいかない良作としたい。