mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

ダウントン・アビー6 華麗なる英国貴族の館 第10話(終) 総評 未來に乾杯。

懐かしき友と久しい日々のために。

全ての伏線を全て回収して退けた。もう何も言う事がない。皆幸せ。
ただ一人古き良き時代を知るチャーリー・カーソンだけが執事を引退した分多少不幸かもしれないけど、
感動的な別れから再びの巡り合いで良き後継者を持てた事がカーソンにとって何より華だったかな。
つまりダウントン・アビーに自身の存在意義を残せた訳だから。
トーマスが大晦日に休暇を取ったのはあくまで偶然だろうな。きっとダウントン・アビーが恋しくて仕方なかったのだろう。
だから呼ばれもしてないけど、懐かしき友と久しい日々のために、やってきた訳だ。
誰もが帰って来れる懐かしきはダウントン・アビーで過ごした日々を忘れないために、誰かの門出を祝う度にダウントンはその橋渡しを行い、そしてまた迷えば、あるいは困ったり懐かしくて帰りたくなった時の憩いの場として。
ベイツとアンナは新年を迎える大晦日に待望の長男を手にした。最高の喜びと共に愛すべきダウントン・アビーで新年を迎える。
バイオレットとロバート、コーラもまたわだかまりを残さず綺麗締め括って見せたのは禍根を残さない為というよりはこれからはお互いに支え合って生きる場所を迎える新年に向けて盛大にこれを祝福したかったに違いない。新しい人生とはつまりダウントン・アビーから始まるという事だから。
全てがより良い時に場所に誰かに向けられたシリーズを通した人生の旅立ちへの贐(はなむけ)としたか。

総評

シーズン1からシーズン6までダウントン・アビーをずっと見て来たけれど、こんなにも胸躍る最終回を迎えられただろうか。
いやここに至るまで様々な困難や試練と向き合ってきたように思う。それは視聴者も同じ。
シビルやマシュー、オブライエンなど降板した役者は数知れないが、その都度脚本を変えて整合性を無理なく持たせて行ったのはひとえに製作者であり脚本(シリーズ構成)であるジュリアン・フェロウズ以下スタッフ、キャストあってこそだろう。海外ドラマでここまで入れ込んだというか惚れ込んだ本作しかないと思う。
それだけに思い入れが半端無く残っている。実話を基にした作品だそうなので実際の舞台などはどうなのかはいずれ調べようかなとは思うけど、やはり事前情報を入手せずに(ネタバレも見ずに)見たからこそ、感動も一入なのだろうと思った。
最高のエンタテイメントだった。これ、伝え聞くに実はシーズン7をやりたかったらしいけど、バイオレット役のマギー・スミスの年齢的な問題もあって回避したという話をよく耳にするけど、実際はどうなんだろう。いくらでも続けようと思えば続けられるけど、今回ほど完全に幕引きの状態で他に何を掘り下げて行くのかという疑問が生じてしまうので、この完璧なラストでもういいじゃないかと思う事にする。