mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

月がきれい 第10話 雑感 太宰治を知らなくても分かる純愛アニメ。

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太宰治を知ったからといって純愛について学べる訳ではないし、
ましてや川端康成に“僕を芥川賞に入選させて欲しい”と土下座までしたけど結局無理で大暴れしたという逸話の残る気難しい太宰治の著作を理解した所で、恋愛論を果たしてマスターできるとは到底思えないので、彼の著作を理解した上で恋愛してみないと分からない、というのが結論だ。
つまりは兵法だけを読んで傲慢になって失敗した趙括とか馬溭にならない様に努めなければ、彼らの二の舞である。という事で、分かって貰えるまで懇々と説得し続ける、または、相手と会話のキャッチボールをし続けて相手が自身を認めるまで目線を外さないとか、まあそういう雑多な事をやっていればいずれはという印象だけど、太宰の場合はこれをやり続けたが為に失敗してるので、今回みたいに、あるいは小太郎君の行動はある意味では正しかったのかもしれない。実際茜ちゃんは小太郎君の意図に自ら気付いたお陰で口下手な彼の真意を知る事が出来て互いの蟠りも解消に至ったのだから。
そう考えるとこの作品は何て考えさせられるアニメだろうと。この手の質アニメは押し問答が展開されなきゃきっと理解の境地に達する事が出来ない様な、そんな小難しい話を淡々と描くのでどうしてもそのギャップに打ちひしがれる事請け合いだ。


まあ、あれだ。
純愛とは小難しく考えたら負けだ。それは太宰治が自ら証明している。つまりそういうこった。