mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

ダウントン・アビー5 華麗なる英国貴族の館 第6話 雑感 伯爵家という家柄を捨て、愛娘と新天地へ赴くイーディス。誰が何といおうと彼女が幸福である事を祈っている。

ドリュー夫人から奪ったとかさ、確かに彼女もまた被害者ではあるけど、ヒステリック過ぎる。また、今回の件はドリュー氏にも問題がある。確かに預けたのはイーディス自身だけど、それは身勝手さからではなくて、伯爵家という家柄が彼女を今度の行動に至らせたという理由がある。そしてイーディスはその縛りを自ら捨てる事で誰に気兼ねなく愛娘を引き取る事ができたのだ。それは恐らく記者時代の恋人の死がきっかけだろう。恋人を待って、もし帰って来たらその時は無事に伯爵家として結婚を考えていたのかもしれない。だけど、それは娘の為であったと思う。現に彼女は恋人の死を待って伯爵家を出奔している。これは決意の表れだ。彼女は孤独ではあるけど、愛娘マリゴールドと二人きりで過ごす事に決めたのだ。誰が彼女を止められよう?
そしてドリュー夫人が憐れではあるが、それでも身勝手ではあるけど、やはり実の母娘で過ごせる様に配慮した点は称賛に値する。彼女こそマリゴールドの母親であれば今回の騒動に終止符を打てたかもしれないが、そもそもマリゴールドから実母を別れさせ、更に彼女の父親さえ失っている事を考えれば、たとえ聖母の如き情愛を養子に見せた所でそれは果たしてマリゴールド自身の幸せになっていたか、それは分からない。
実母であるイーディスが決死の覚悟を見せて愛娘を引き取るシーンは不覚にも感動した。人によっては全く逆の評価でドリュー夫人が可哀想と目に映るかもしれないけど、それでも僕はイーディスが母親で彼女こそマリゴールドに愛情を注ぐべき存在であると信じて疑わないから、酷ではあるけどドリュー夫人から娘を奪還できた事に内心ホッとしている。ああ、良かった。ホッと胸をなでおろした瞬間である。
伯爵家が重荷であったのは間違いないので、それをトムにしか話さなかったのもその重荷に対する葛藤が積年にあったのは紛れもなく、そこから自由になったと思うと彼女の鬱屈した日々もようやく晴れ渡る空の如きだろう。
マリゴールドとお幸せに!