mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

夏目漱石の妻 雑感 漱石もADHDだった。

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また女をダシにしたドラマが出たのと思ったら割と良作だったという。
可愛い尾野真千子が見られるとの触れ込みで1回、2回と見続けてきたものの、一つだけ言えるのは、漱石の妻もやっぱり頭がおかしかったという。
物語としては、「吾輩は猫である」を執筆する、作家デビュー以前の物であって、鏡子が最初の子供を流産した時のヒステリーが原因で神経性抑うつ病を発症した漱石は、英国留学から帰ってきた時には不安障害などを患っていて、それがために妻鏡子や子供達に当たり散らしていたという、正にADHDらしいガイジぶりを発揮していたんだとか。ちなみに大人のADHDともいう。他にモーツァルト、フランクリン、アインシュタイン織田信長坂本竜馬辺りの偉人が大人のADHDだったとか言われてる。*1


ともあれ、こうした障害を持ちながらも漱石は戦争へと傾倒して行く日本社会を尻目に段々まともになっていくのだから面白い。何度か彼のヒステリーによって離縁や一家離散の危機が訪れた物の、その都度妻鏡子のとりなしによって事無きを得ていたのだというのだから、彼女もまた相当な人物であった事が分かった。何しろ人間的にぶっ壊れた人物と共に生活しているのだから、彼女当然変人の類に違いない。
そんなこんなで生活しては困窮を極めていた一家であったが、徐々にその生活風景は日々が楽しいと感じられる程だったという。そんな中で現れた一匹の黒猫が夏目家を波乱の人生への序章を送らせる事となった。漱石は頭がおかしかったので、当然この一家に取り入る黒猫が興味深くてたまらないらしく、それを一冊の本にまでしたためたのだから分からない。時には猫の真似をしてみたり、それはそうと漱石は猫の視点から人の生き様を描く様になったのだというのだから、なるほど彼は変人だが偉人であるとたらしめんとしたエピソードである事に違いなかったのである。


黒猫の件から名作「吾輩は猫である」執筆に至ったというのは、彼がADHDだからに他ならなかった。というのもADHDの偉人は殆どが大の動物好きであったらしいのだ。ADHDの偉人の写真や画集には必ずと言って良い程猫や動物が身近にいた事が明らかになっている。夏目漱石も例外ではなかった、という事である。彼は神経的な精神障害を抱えながらもその実は動物を労わる慈しみを持った優しい人物でもあった。堅物のイメージが付きものだった漱石の彼らしい人間らしさが滲み出たエピソードだったといえそうだ。

*1:「大人の発達障害」,日本イーライリイー株式会社,P9参照

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