mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

91DAYS 総評 ネロは何故アヴィリオを殺せなかったのか

約三か月に渡って殺し合いを繰り広げたヴァネッティお家騒動も首謀者のアヴィリオとネロの逃亡により強引に終結。だけど、どうしても無理だったのが、アヴィリオを殺し損ねた事。これには理由がいくつかあると思うけど、個人的見解はネロはそもそも人を殺した事が殆ど全く無かった事で、フラテを殺したのが最初だったという事か、勿論ファンゴの何人かも殺してるんだけど、殺しはあくまで覚悟を決めた時だけなので、弟を殺したのだってアヴィリオが仕組んだ事なのでなし崩し的に殺しちゃったというのが顛末。どう考えても全ては彼の掌でずっと踊らされていたのだ。
踊らされてたネロが唯一抵抗したのがコルテオ殺しに関する自ら手を染める事でなく、アヴィリオにその責任を取らせた事。これによってアヴィリオの覚悟は確固たる意志に導いたのだが、それをボスであるネロがやらなかった事で一層ネロにアヴィリオを執着させる要因作りにもなった。
その後バルベロの死から、伯父貴や父ヴィンセントの死がアヴィリオによるものだと知った時の怒りようは相当だったはずなのに、その後彼がした事は一緒にドライブして行く宛ての無い場所巡りをして最後は一緒にステーキを平らげた後海辺で射殺、の振りをする事だった。
この時の心境は多分自分と同じ辛さを味わった奴を殺すには忍びない。また、既に彼も7年前に自分たちが殺した奴とその家族を皆殺しにした事で苦しみ抜いて来た。自分もそいつと同じ心境だから彼を殺す事は自分のプライドが許さなかったし、また、殺しても無駄だと本人の口から説明されてはなすすべもない。どうせアヴィリオはもう半分死んだようなものだから、自分が手を下さずとも勝手に死ににいくだろう、と思ったのかもしれない。
二人きりの旅路を経て得られたネロのアヴィリオへの信頼は揺るがなかった。ただ、それだけなのである。