mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

チア男子!! 総評 女子の花形、チアリーディングを男だけでやると色気があるという話

色気のあるスポーツの一つ、それがチアリーディングだ。
だけど、大抵は女子だけか、もしくは男女混合で行われるものだから、それを男子だけでやろうとするのには
かなりメリハリのある演技構成と色気のある芸術点的な技術が必要なそれはそれは難しいスポーツだろう。
だから、映える。
チア男子では、男子だけの競技のむずかしさをよく表していたと思う。例えば、ハルとカズだけで最初やってた頃は、
カズはともかくハルはずっと気恥ずかしさや照れから上手く表現をする事ができなかった。
だけど、後にミゾやトンが入部した事で段々それでは駄目だと思う様になって、バク転倒立が出来るようになってくると
自然と自分に出来る事をアピールするようになった。その過程は、男子チアならではの悩みどころだったと思う。
後にトンの恋人と判明した千裕ちゃんという存在がハルに力を与えたというのもあるかもしれない。
また、翔らが入部し、高城コーチが就く様になると段々自分の出し方をマスターしただけでなく、周囲の空気を変えるように代わって来た。
それはヒサシとタケルがいがみ合ってた時からリーダーシップを取って来たカズが抜ける事が多くなった辺りから始まっていたと思う。
気付けばチームの中心的存在になっていたハルは似たような悩みを持つさく達の側に立つ事も率先してやるようになったし、金銀銅や他のメンバーとの距離感を詰められる程にまで成長を遂げていた。
そしてあれだけわだかまりを持っていた姉との距離も、チアリーディング部を行うに当たって縮まるようになった。それが後のスランプ脱出の姉が自分のチームの応援に来てくれるまでになった事だろう。
要するに自分をぶち壊す事で周囲の亀裂をも同時にぶち壊せてチームのテーマである壊す事に一役買っていた事が、後のち自分の人生をも大きく変化させるに至らせたのは本当に見事という他ない。普通はこうならない。周囲の理解も大きかったと思う。柔道をすんなり止められたのはカズのおかげだったけど、そのカズがお祖母ちゃんの事で悩み苦しんでるのを知ると彼を応援しようとチームを巻き込んでのチアをやりカズを良い方向に立ち直らせたのも分かる。
いずれにしてもハルはチアに入って良かったと思う。それも男子だけのチアリーディングに入っただけあって、苦難を諸共にしない、屈強な精神と諦めない根性を見に付けられた。そんなハルの物語だった。無論他チームメイトの悩みや葛藤も面白かった。意外と見てる人が居たという点、世間が意外に狭かった事が大きな勝因へと繋がっただろう。
チアで勝つ事を目的にした訳じゃないからこそ限界が無いのだろう。と考えると男子チア部はこれからもっと大きい目標で戦えるんでないか、と思えてならない。
もっと言えば、ハルはカズに勝つ事を目標とし、カズはハルに勝つ事を目標に打ち込んできたから互いを切磋琢磨させて切り拓いたともいえるのでないかと思う。
個人的には2クール合っても良かったなと思えるほどに1クールでもかなり重厚感のある内容だった事を思い出して、なるほどこのアニメは1クールでも完璧だけど、2クールにしても内容が薄まらないと思えてきた。二期希望とかそういうのじゃなくて、普通に1クールでキリの良い終わらせ方をしたスタッフさんや朝井リョウさんが凄いなとよくこんな出来た構想があったもんだとただただ感嘆するだけである。
いつかはおいらも男子チア部のチアリーディングを見てみたいもんだ。そう思う自分、春っすね。。。


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