mouseionのブログ

アニメ感想中心だけど、たまーに色々考察します。

orange-オレンジ- 総評 終始グダグダだったけど、ちゃんと伝えたい事は伝えたね。

前回から熱い展開が繰り広げられるオレンジ。アニメの出来は作画とウジウジした二人の先手後手の関係の逆転の連続でわだかまりの亀裂が修復不能なまでに大きくなっていた。
そう思ってた矢先に須和を始めとして皆が菜穂そして翔を応援してくれるようになって、時間の逆行を遂に止める事が出来た、という話。
思ってる事を言葉にし辛いジレンマ。それを乗り越える為のプロセスを何度も頭で思い描きながらそれでも前に進む事の出来ない菜穂だったけど、須和たち4人の暖かい声援が後押ししてくれて、
結果ようやく翔の心の闇を溶かす事に成功したのだった。



それにしても、ブラックホール理論で手紙を過去に送るってやり方は本当に面白いな、矛盾が多すぎるって点は萩田くんも言ってたしな。オカリンの溶けた緑色のバナナ事件みたいにぐちゃぐちゃな世界線にそれが行くかもしれんけど、それはそれとして、翔が死んだ未来の菜穂たちの生活も分岐ルートだからやっぱり救えてない後悔の世界線だとしても、それで過去の別の菜穂たちの人生が滅茶苦茶にならないんならそれでいいんじゃないかって思う。いや、後悔先に立たずだからね。何とかしたくても未来は変えられないとしても過去を変える位はしたいと思っても誰も止めないよ。



本編は過去は変えられない。だけど、そこをあえて変えないという世界線で自分を騙す的なシュタゲ展開もありだなとか思った。
結局最後の勝者は積み重ねた友情や思い出だった。5人の皆と過ごしたあの楽しい日々を思い出して死ぬに死にきれなかった翔は、その世界線とは別の未来の菜穂たちは翔とは殆ど接点を持たずリレーやサッカーも何もかも母親のせいにして自分のせいにしてどっちつかずの優柔不断な日々を過ごした為に思い出が残らなくて思い残すことはないと自殺した彼とは別人だったからこそ生きるという選択肢が見いだせたという事なのだろう。
と考えると、なるほど高校生活は短いながらも短いなりの長さを確かめ合える仲間がいるだけでそいつの人生は何倍も長く感じさせられてその分生きようと思うに違いないのだ。ともすれば、菜穂と付き合う宣言をした時から、実際には翔の心の中の重たい闇も軽くなってたのかもしれない。その証拠が自転車に乗らなかった事だし、すぐにトラックから離れた事だっただろう。何より人生はまだ長い。それを考えれば複雑だけど簡単に死ねる人生よりは苦しいけどちょっとの楽しみの為に生きる選択もあっていいはずだと感じたのなら今回は本当の意味で大勝利だったなと思う。
菜穂と結ばれれば報われるかというとそれだけではなくて、ちゃんと須和やあずさ、貴子、萩田の四人とも絆を紡いでいる事が絶対条件だったんだなと。



今回のMVPは間違いなく須和だったな。菜穂ですら慰めの言葉を掛けようとしたのに対して、お前が悪いと面と向かって言って死ぬなとも言った須和、抱き合う親友の二人の絵は何とも不思議な感覚だった。別にホモじゃないぞ。思い返すと僕の地球を守ってにも似てるな。ま、要するにだ。翔、お前が生きてくれてて本当に良かったよ。後味悪いままじゃ他の5人も生きるのが辛いだろうからさ、死ぬなよ絶対。生きて爺ちゃんになって思い出し笑い出来る位往生しなよ。6人全員ね。


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